中古車と一口に言っても、細かくカテゴライズすることができます。中古車オークションでは様々な中古車が取引されていますが、ここでは未使用車(新古車)・修復歴車・中古並行輸入車・その他低品質車の4つをご紹介します。
未使用車(新古車)
ナンバー登録されているが一般消費者に販売されたことが無い車が未使用車に分類されます。未使用車は、新車の販売店がとある理由から自社の名義等でナンバー登録を行い、その車をそのまま中古車オークションへ流していることで流通しています。(販売店の「とある理由」については弊社に加盟していただくとカラクリの詳細を解説いたしております)
この未使用車の走行距離は、新車と大差ない数キロ~数十キロ程度の場合がほとんどで、メーカーの新車保証も付いています。登録済みであるため新車購入時に必要となる重量税や自賠責も必要なく、法律上でも税金面でも中古車の扱いになりますので新車と比べて大変リーズナブルになります。このため未使用車は買い手を見つけやすい中古車となるため最近では「未使用車専門店」も見かけるようになりました。
未使用車と新古車は同義的にも使われたりしますが、中古車業界では未使用車は字のごとく全く使われていない車(走行距離数キロ~数十キロ)、新古車は新車同様に無傷で綺麗だが走行距離は数千キロ~1万キロ程度の車というように区分して表現する場合もあります。
弊社に加盟すれば、このように新車よりも断然お得な「未使用車」や「新古車」を「未使用車専門店」よりもお安く手に入れて販売することが可能になります。このページをお読みのあなたも、もし新車購入をご検討でしたら、弊社に加盟して「未使用車」を購入されれば、数十万円もお得できます。割高に新車を購入する前に弊社加盟を検討されてみてはいかがでしょうか。
修復歴車
骨格(フレーム)の外側にあるバンパーやボンネットといったパーツの交換や修復をしても、修復歴車=事故車にはあてはまりません。一般的に車をぶつけてしまったら「事故を起こした」と表現しますが、車をぶつけてしまっても上記の骨格は修理せず、バンパーやボンネットを交換するだけの修理であれば、中古車業界では「事故車」とはみなさないわけです。
修復歴の有無は中古車オークションで相場を大きく左右するポイントになります。修復歴車両は本来のボディーの強度や剛性、安全性等が期待できない低品質車であるためカーオークションでの取引価格も大変安値になります。
このように修復歴車は実際の走行にも影響が出るだけでなく衝突時の安全性も大変低い車両になりますが、店頭で販売時には「修復歴あり」の一言で済まされ、エンドユーザーには危険性や問題点については一切説明されないまま販売されています。さらに悪質な販売店では「修復歴」を隠して一般ユーザーに販売している現状もあります。
弊社に加盟されると、このように一言では済まされない「修復歴車」の危険性や問題点について詳しく把握して車両選定をして頂くことが可能です。
中古並行輸入車
正規輸入代理店(正規ディーラー)とは別のルートで、中古自動車販売店が独自に海外から直接仕入れた中古の輸入車のことを中古並行輸入車と言います。
フェラーリやポルシェなどは中古車業者が独自に海外から輸入すると、国内の「正規ディーラーもの」よりも各段に安く店頭で販売できるために輸入されていたりします。また国内では入手が難しくなった車が中古並行輸入車として海外から仕入れられていたりもします。
その他低品質車(メーター改ざん車・災害車等)
公取協では、走行距離メーターの交換または改ざんが判明した車両にはその旨が判明した「シール」を貼るというルールを設け中古車販売店の義務として求めています。しかし違反をしたところで罰則等はないため、多くの中古車販売店ではプライスボードの備考欄に「走行距離不明」と記載されるだけだったり、あるいはそれすら表記がない形で「メーター改ざん」が隠ぺいされて売られていたりします。
災害車(冠水歴、火災歴、消火器散布歴、塩害・雹害等)についても公取協は販売時に開示する義務として中古車販売店に求めていますが、こちらについても同じく罰則がないため、カーオークション市場では災害車が多数流通しているにもかかわらず、店頭で販売されている車で「この車は災害車です」と開示されているのは見たことがありません。
これらの粗悪な車の販売は大変悪質にも関わらずエンドユーザーにとっては見分けることが不可能なこともあり、店頭での販売が横行しているのが現状です。そこで、弊社では開業される方に対して、このような粗悪な車のカーオークションにおける判別方法等についても詳しくノウハウを提供しています。